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【店主の気持ち】「足りないもの」を数え始めると、人生が終わる

  • 執筆者の写真: IDECOLABO
    IDECOLABO
  • 6月18日
  • 読了時間: 6分

こんにちは。オーナーの村田です。


先日、大阪のBIGCATで、Novel Coreのライブを観てきました。


正直に言うと、その日のセットリストはほとんど覚えていません。

覚えているのは、爆音のど真ん中で、好きな音楽に飲み込まれて、声が枯れるまで歌って、人目もはばからず号泣していた——それだけです。


「プライド」という楽曲のイントロから、もうダメでした。

なぜあんなに揺さぶられたのか、あとから考えました。

たぶん、彼がステージとMCで吐き出していた葛藤が、立場も役割もまるで違うはずの、

いち経営者としての、コワーキング運営者としての自分の葛藤と、

あまりにも重なってしまったからです。




上手くいかないことばかりだ


うちはこれから「5年で5拠点増やして、全て繋ぐ」なんて目標を掲げてやっています。

でも本当のところ、これで合っているのか、今もちゃんと前に進めているのか、

その判断が正しいか?


僕には正直わかりません。


自分を追い抜いていく仲間がたくさんいます。

すごく成長して、成功して見えて、羨ましいと思ってしまう自分がいる。


その一方で、この時代の波の中で、やむなくお店や会社をたたんだ人もいます。


誤解しないでほしいのは、その人たちの技術や腕が足りなかったわけでは、

決してないということ。むしろ確かなものを持っていた。


それでも、世界の情勢、業界の古いルールで仕事そのものが止まってしまう——そんな自分ではどうにもできない事情で、続けたくても続けられなくなる。

本当に、残念でしかありません。


腕があっても、結果はコントロールできないことがある。

だとすれば、「成功して見える」も「畳んでしまった」も、

その人の本当の価値をちゃんと測れているわけじゃないのかもしれません。



足りないものを数え始めると、本当にキリがない。やりたいことと、できることのギャップ。それを埋める知識や技術を身につける時間が、今ここにないという事実。

毎日、そこに食らっています。


そうやって周りやシステムを疑っているうちに、最後は自分の才能や価値まで疑い始める。あの夜のステージから僕が受け取ったのも、そういう揺らぎでした。

でも同時に、「それは絶対に違う」という強さも届いた。


自分を一番正しく評価できるのは、いつだって自分自身だ——少なくとも、僕はそう受け取りました。



病んでいるときのほうが、親が安心する?


実は今、心身ともにけっこう参っています。


6月20日でサラリーマンを辞めて、コワーキング事業一本でやると決めました。

その決意と、純粋な怖さと、それでも見たい「その先の美しい景色」みたいなものが、

ぜんぶ一緒くたになって胸の中で渦を巻いています。


今年の年が明けたあたり、本当にどん底だったとき、

母から「辛抱できる大人になっていて安心した」と言われたことがあります。


でも、変な話です。感情が表に出ていた昔の自分のほうが、よっぽど人間らしかった(自分が主張できた)気もする。けどその当時は親を困らせていた。

心がどん底のときのほうが親を安心させられている——そんな矛盾と向き合ってきた気がします。今はその過程の話ということは理解している。



あの夜のフロアは、何も言わずに僕を抱きしめてくれた



彼はMCで、アーティストとファンの関係を「需要と供給」だけにはしたくない、

というような話をしていました。


怒りも、よろこびも、もやもやも、ぜんぶひっくるめて、一緒に抱えて進んでいく関係でありたい——と、僕には聞こえました。


それを聞いて、ああ、これは僕が目指すコワーキングの姿と同じだ、と思ったんです。


僕がこの場所でやりたいことも、結局それなのかもしれません。

利用料を払う人と、席を貸す人。その関係だけじゃなくて、お互いの葛藤も、しんどさも、ちょっとした勝利も、同じ空気の中で分かち合える場所。


あの夜、何も言わずに僕を抱きしめてくれたフロアみたいな場所を、僕はつくりたい。


世界の物差しなんて、最後はどうだっていい。そう信じたい。

でも、それを一人で抱えていると、本当にどうしようもなくしんどい。


だからもし、あなたにも数えきれない「足りないもの」があるなら。

今度ここで会ったとき、よかったら聞かせてください。

僕の葛藤も、勝手に聞いてもらうので。

お互いが生きているうちに、できるだけ多く、お互いの痛みを讃え合っておきたいんです。


 

 このブログに、ひとことだけ返信してもらえたら嬉しいです。

最近のあなたの「足りないもの」でも、誰にも言っていない小さな勝利でも、なんでも。

(もちろん、ふらっとスペースに顔を出してくれるのも大歓迎です。

ちょっと良いコーヒー淹れますよ。)




*****










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今後とも、より一層のサービス向上に努めてまいりますので、

引き続きコワーキングスペース &シェアオフィス IDECOLABOを

よろしくお願い申し上げます。


株式会社 IDECOLABO

代表取締役 村田仁士


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